一般的な包茎といえば、真性・カントン・仮性包茎となっています。しかし、それ以外にも複数の種類が存在していると知っていましたか。老人性と糖尿病性包茎です。老人性包茎の場合、高齢者となって性行為を行わないなど、日常生活で使う頻度が下がると、陰茎が退化して縮小してしまいます。
その結果、包皮が余ってしまい、包茎となってしまうことから呼ばれるようになりました。もう1つの包茎である糖尿病性包茎とは、糖尿病患者の合併症の1つとしてあげられています。糖尿病患者の病状の一つである肥満によって陰茎が体内に埋没してしまい、包皮が余ってしまって陰茎にかぶさる状態になる事を指す場合が1つです。もう1つの場合、同じく病状の1つである痒み・皮膚の乾燥が全身に影響を及ぼし、なかでも包皮に悪影響となってしまうことから発症する病気となっています。
体内で上手に血液が循環されていないことで、必要な栄養素が末端を含む全身に届けられない可能性が高いです。陰茎にも適切な栄養が届かないと、亀頭包皮炎などの別の病気を発症しやすくなります。対策としては糖尿病治療を行いながら包茎手術を行う事ですが、皮膚の乾燥やかゆみなどによって生じる肌トラブルから、包茎手術を行う事によるリスクが高いです。そのため、医療機関によっては包茎手術を断ることもあります。
手術を断らない医療機関を探し、病気によって発症する症状の改善を行いながら包茎の治療を行う事が望ましいでしょう。