包茎手術は、緊急性の高い危険な包茎に対しては手術を受けたほうがいいとされています。緊急性の高い包茎とは、真性包茎と一部のカントン包茎です。真性包茎とは、通常時も勃起時も亀頭が皮に覆われている状態です。自分では剥けないので不衛生な状態が続き、様々な病気を誘発する可能性があります。
雑菌や老廃物の蓄積による亀頭包皮炎や陰茎癌や性病などのリスクがあがり、自分だけの問題ではなくパートナーにウィルスを移したり、不妊の原因になったりもします。また、性行為やマスターベーションも満足にできないことがあります。カントン包茎とは、平常時も勃起時も亀頭が皮に覆われていますが、無理に剥けば剥ける状態です。ただし、勃起時に無理に剥くと亀頭が包皮口で締め付けられ、戻せなくなることがあります。
するとうっ血し、痛みを伴い、放置すると壊死することもあり危険です。こちらも性行為やマスターベーションに影響を及ぼします。本当に緊急性があるのは悪い状態のときのカントン包茎ですが、いずれも速やかに包茎手術を受けたほうがいいでしょう。医学的に治すのがいいとされているため、保険適用の診療が可能です。
仮性包茎は緊急性がないため、包茎手術を受けるべきか否かは自身の判断に委ねます。ただ、衛生面や見た目や早漏が改善されるため手術を受ける人は少なくありません。実際、日本人男性には仮性包茎の割合が多いので、包茎手術を受けるほとんどの人が緊急性のない仮性包茎です。