包茎手術と一口に言っても様々な術式があるのですが、現在主流となっているのは環状切開術と亀頭直下埋没法の2種類です。これらは2種類の術式にはそれぞれメリット・デメリットがあるので、自身に合った方を選択することが重要ですが、術後の見た目を重視するなら亀頭直下埋没法がおすすめです。亀頭直下埋没法は、余剰な包皮をリング状にカットし、カリの真下で縫合するという術式です。包皮を根本まで剥いて、縫合部位がカリの真下にくるように切除範囲が決定されるので、縫合部分がカリの真下に隠れます。
傷跡が目立ちにくく、縫合部分の上下でピンク色と茶色に分かれるツートンカラーと呼ばれる状態になることもないので、術後の見た目が自然で、一見しただけでは包茎手術を受けたことが分からないというメリットがあります。しかし、亀頭直下埋没法は自由診療なので健康保険を適用することができません。包茎の中でも真性包茎とカントン包茎は保険適用で手術が受けられる可能性がありますが、保険適用で受けられる包茎手術は主に環状切開術に限られます。環状切開術は、主に泌尿器科で行われている手術で、術後の見た目が不自然というデメリットがありますが、治療費が安いというメリットがあります。
一方の亀頭直下埋没法は、主に包茎手術を専門に扱う包茎クリニックで採用されている術式で、健康保険が使えず治療費が高いというデメリットがあります。加えて、術者の力量によって仕上がりに差が出るという側面もあるので、亀頭直下埋没法での包茎手術を希望する場合はクリニック選びを慎重に行うことが大切です。